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2016年5月10日

わずかな時間も実は大切

だれでも時間のたいせつなことは知っていると思うので、わかりきったことはいわないことにするが、人にはあまりはっきりしないことに、ちょいちょいと費やされるわずかな時間の断片も、一日、一週、一月、一年、[生ととってみると、相当な量となるという事実です。。

また、これもあまりはっきりしていないことだが、同じ時間でも、一日のちがった時刻においては、時間の価値がちかってくるという事実がある。たとえば、朝の一時間と午後の一時間の相違とか、ある仕事のとっかかりに注意深く使われた一時間が、後々の数時間を節約してくれるといったように......。 一分という時間をとってみよう。これは、飛行機や列車に乗るときのギリギリのばあいとか、もう一分早く着いていたらあの人に会えだのに、などというばあいを除いたら、あまり価値のあるものではない。 

しかし一日一分でも、これを一年にしてみると、まるまる六時間の節約になる。だがこれではあまり単位がこまかすぎて、現実の意味をもたないということだったら、一日一〇 分ずつ有効に使ってみることにしてみたらどうだろうか? 

一週五日、毎日八時間ずつ働いているとすると、一日一〇分間の節約は、年にすると、なんと、一週間と三日分の労働時間の増加となるのだ。人間の一生をとってみると、平均寿命まで生きて五〇年働いたとして、こうすることによって一年半近くの労働時間がその人に追加されることになるのです。

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